2月11日の午後、「阪神・淡路大震災から学んだものは何か?」というテーマでリレートークを行う企画に参加しました。神戸でのつながりがある団体としては被災地NGO協働センターが震災がつなぐ全国ネットワークとの共催で企画していました。 会への参加は「被災地障害者センター」のボランティアにきていた香川県のMさんから二日前に「私も行くから・・・。」と誘いを受けて申し込みました。会場では震災後に知り合った懐かしい顔が何人かいました。もちろん、初めましての人もたくさんいましたが、参加者の多くが阪神淡路大震災をきっかけにボランティア活動を始めた人たちで、地元で被災地支援の活動や地域のネットワーク作りを継続して行っているという報告を聞くことができました。みなさんの報告を聞きながら、リレートークで僕の順番がきました。 さて、何を話そうか?と考えました。参加者のみなさんとは違い、自分の立場が震災時に「支えられた側」での参加者だったことに気が付きました。 多くの人に支えられたことはたいへん嬉しかったのですが、数多くのボランティアとの出会いと別れにひどく疲れたことや、地元民としてボランティアの宿舎で同年代のボランティア(当時の僕は22歳)と接点を作るべきかどうかなど多くの悩みを持っていたことを話しました。結果として被災地に来たボランティアの皆さんと積極的にコミュニケーションを取ったことで、その後30年も続く友人が全国各地にできたことは僕の財産になりました。 参加者のみんなで確認したことは「次の災害」に備えて日常的につながりを持っておくということでした。 この日、懐かしい再会もありましたが新しい出会いもありました。 「震災がつなぐ全国ネットワーク」https://shintsuna.org/「被災地NGO協働センター」https://ngo-kyodo.org/「CODE海外災害援助市民センター」https://code-jp.org/ 「一般社団法人 おもやい」https://omoyai.org/ 「僕とオトウト」https://boku-to-otouto.com/ 参加した多くの団体が「震災がつなぐ全国ネットワーク」に参加しているみたいですがそれぞれの地域にある団体とのつながりを日頃から作っておくことが大事だな?と当事者団体としてのネットワーク作りの重要性を再確認した一日となりました。 (井奥)
震災から30年
